第三課  五目ずしの作り方
(1)王(おう)さんとちょうさんは, 今日(きょう), 田中(たなか)さんの家(いえ)に夕食(ゆうしょく)に招(まね)かれました。田中(たなか)さんは旅行会社(りょこうがいしゃ)に勤(つと)めていて, 日本(にほん)を訪れる外国(がいこく)の旅行者(りょこうしゃ)のために,  いろいろと便宜を図ってくれます。王(おう)さんもちょうさんも,去年中国(きょねんちゅうごく)から日本(にほん)へ来る時(とき)に,  田中(たなか)さんの世話(せわ)になりました。田中(たなか)さんの家族(かぞく)は,  田中(たなか)さんと奥(おく)さん,  それにお嬢(じょう)さんの純子(じゅんこ)さんの三人(さんにん)です。今日(きょう)は,  田中(たなか)さんの奥(おく)さんが,二人(ふたり)のために手作(てづく)りの五目(ごもく)ずしをごちそうしてくださるそうです。 王(おう)さんは早(はや)めに田中(たなか)さんの家(いえ)へ行(い)って, 奥(おく)さんに五目(ごもく)ずしの作(つく)り方(かた)を教(おそ)わりました。 そして,  次(つぎ)のようなメモ(めも)を作(つく)りました。
※(こめじるし)材料(ざいりょう)(五人前(ごにんまえ)): 米(べい) (3合(ごう))     筍(たけのこ)(100グラム(ぐらむ))   しいたけ(4個(こ))     れんこん(1本(ほん))    にんじん(50グラム(ぐらむ))    さやえんどう(30グラム(ぐらむ))   海老(えび)(100グラム(ぐらむ))      卵(たまご)(3個(こ))   だし汁(じる),  酒(さけ),  砂糖(さとう),  醤油(しょうゆ),  酢(す)※(こめじるし)作(つく)り方(かた):五目(ごもく)ずしを作(つく)るに?  まず始(はじ)めに,  普通(ふつう)より少(すこ)し固(かた)め御飯(ごはん)を炊(た)く。 そして,  御飯(ごはん)を炊(た)いている間(あいだ)に,具(ぐ)を用意(ようい)する。筍(たけのこ),  しいたけは,  細(こま)かく切(ぎ)り,  たし汁(しる),  酒(さけ),  砂糖(さとう),  醤油(しょうゆ)で煮(に)る。 れんこんは,  薄(うす)く切(き)って, だし汁(じる),  酒(さけ),  酢(す),  砂糖(さとう)で煮(に)る。にんじん,  さやえんどうは,  細(ほそ)く切(き)ってさっとゆでる。 海老もさっとゆでる。卵(たまご)は,  薄(うす)く焼(や)いてから細(ほそ)く切(き)っておく。次(つぎ)に,  御飯(ごはん)が炊(た)き上(あ)がったら,  熱(あつ)いうちに酢(す)と砂糖(さとう)を振(ふ)りかけて混(ま)ぜる。 そして,  用意(ようい)した具(ぐ)を,  卵(たまご)を除(のぞ)いて順番(じゅんばん)に混(ま)ぜ合(あ)わせる。最後(さいご)に,  皿(さら)に盛(さか)り付(つ)けてから,  卵(たまご)を載(の)せ,  好(この)みで,  のりや紅(べに)しょうがを添(そ)えるとよい。
(2)奥(おく)さん:王(おう)さん、五目寿司(ごもくずし)の作(つく)り方(かた)はそれほど難(むずか)しくないでしょう。
   王(おう):送(そう)ですね。でも、具(ぐ)を細(こま)かく切(き)るのが難(むずか)しいですね。しいたけを切(き)っているとき、もう少(すこ)しで指(ゆび)を切(き)りそうになりました。
   奥(おく)さん:危(あぶ)ない、危(あぶ)ない。私(わたし)も今(いま)、熱(あつ)い鍋(なべ)に触って、もうちょっとでやけどをするところでした。
   王(おう):大丈夫(だいじょうぶ)ですか。
   奥(おく)さん:ええ、たいしことはありません。さあ、こうして、卵(たまご)とのりと紅(べに)しょうがを載(の)せると出来上(できあ)がりです。
   王(おう):とてもきれいですね。
   奥(おく)さん:そうでしょう。見(み)た目(め)にきれいな料理(りょうり)は、食欲(しょくよく)が出(で)ますからね。
文法(ぶんぽう):1、…(、・・・)には、…(、・・・)  田中(たなか)さんの家(いえ)に行(い)くには、この電車(でんしゃ)に乗(の)るが一番(いちばん)いい。
           旅行(りょこう)するには、準備(じゅんび)が必要(ひつよう)だ。
   2、動詞(どうし)の連用形(れんようけい): 書(か)く==>書(か)きます==>書(か)き
            食(た)べる==>食(た)べます==>食(た)べ
            勉強(べんきょう)する==>勉強(べんきょう)します==>勉強(べんきょう)し
            来(きた)る==>来(らい)(き)ます==>来(らい)(き)
   3、動詞(どうし)の連用中止(れんようちゅうし): 果物(くだもの)を買い、家(いえ)に帰(かえ)った。
兄(あに)は海(うみ)に行(い)き、弟(おとうと)は山(やま)に行(い)く。
風(かぜ)が吹(ふ)き、帽子(ぼうし)が飛(と)んで行(い)ってしまった。
   4、…(、・・・)とよい/といい  熱(あつ)い時(とき)には泳(およ)ぐと良(よ)い。
              忙(いそが)しかったら、妹(いもうと)さんに手伝(てつだ)ってもらうと良(よ)い。
   5、もうすこしで…(・・・).そうになった/ところだった   もう少(すこ)しでお皿(さら)を落(おと)しそうになった。
                           もう少しでお皿(さら)を落(おと)すと子(こ)らだった。
                         もう少(すこ)しで火事(かじ)になりそうになった。
                         もう少(すこ)しで火事(かじ)になるところだった。
6、形容詞詞乾(けいようししいぬい)+の  サラダ(さらだ)を多目(おおめ)に作る。
           小(ちい)さ目(め)のかばんを買(か)った。
言葉(ことば)の使用(しよう)の仕方(しかた):
1、      便宜(べんぎ)を図(はか)る:友達(ともだち)はいろいろな便宜(べんぎ)を図(はか)ったくれます。
2、      手作(てづく)り:母(はは)の続(つづ)く利(り)の料理(りょうり)、一番(いちばん)おいしい。
3、      まず始(はじ)めに、…(、・・・)次(つぎ)に、…(、・・・)最後(さいご)に、…(、・・・).(まず始(はじ)めに和最後(わさいご)に一篇文章中只用一次(いっぺんぶんしょうちゅうただよういちじ),次(つぎ)に则根据需要(则ねきょじゅよう))
4、      さっと:さっと片付(かたづ)けてから行(い)きますから、ちょっと待(ま)ってください。
5、      好(この)みで:夏(なつ)はスカ(すか)ートの女性(じょせい)が多(おお)いが、好(この)みでズボン(ずぼん)をはく女性(じょせい)もいる。
6、      危(あぶ)ない、危(あぶ)ない:(高(たか)い、高(たか)い;寒(さむ)い、寒(さむ)い)
7、      たいした(ことは無(な)い):たいした影響力(えいきょうりょく)はないだろう。
8、      さあ:さあ、どうぞ遠慮(えんりょ)なく食(た)べてください。
9、      こうして:こうして、筆(ふで)を取(と)ってください。
10、      見(み)た目(め):目(め)ためはいいけれど、故障(こしょう)の多(おお)い車(くるま)だ。
11、      野菜(やさい)や果物(くだもの)について言葉(ことば):人参(にんじん)、椎茸(しいたけ)、大根(だいこん)、じゃが芋(いも)、筍(たけのこ)、白菜(はくさい)、葱(ねぎ)、玉葱(たまねぎ)、ピ(ぴ)ーマン(まん)、トマト(とまと)、キャベツ(きゃべつ)、なす、大蒜(にんにく)、梨(なし)、韮(にら)、きゅうり、りんご、みかん、バナナ(ばなな)、葡萄(ぶどう),メロン(めろん)、桃(もも)、パイナップル(ぱいなっぷる)、苺(いちご)